バターを作ろう |
アンデルセンだったか、グリムだったか・・童話の中に牛乳やクリームをかき混ぜてバターを作るという
場面が出てくるお話がある。昔から一度作ってみたいと思っていたので、実験開始 2004/02/05
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材料:生クリーム(動物性もの)200ml・塩 4gぐらい・きれいな布巾 材料の写真を撮るの忘れちゃった・・ |
ボウルに生クリームと塩を入れて泡立てスタート☆ 光の加減で黄色っぽく見えますが、本当は真っ白です。 |
泡立てすぎた生クリームになってきました。 混ぜはじめてから5分ぐらいかな?まだ色は白いのです この後、生クリームがボロボロになると電動泡立て器を使っているのに、重くて重くて・・腕が痛くなりました。 (ボロボロ状態クリームの写真を撮り忘れてるね・・) |
バターっぽくなってます。色は黄色になってます。 |
さらに泡立てると、ピチャピチャという音が・・ あ!水分が出てきました。 もう少し混ぜてみよう・・ |
もういいかな?液体と固形分(バターミルクとバター)に完全に分かれたようです。 これを布巾に入れてギュッと液体を絞り出します。 ギュ〜〜 |
バターの出来上がり ここまで12〜13分ぐらい ちょっと食べてみよう・・カロリーが・・と思いつつ少〜〜し口へ んん!?軽いよこれ。市販のバターより口当たりが軽いです そして、おいし〜 でも、出来上がりの量は市販の半分くらいかな?生クリームのお値段は市販バターと同じくらいかなぁ。 買った方が安い・・ 手作りってそういうものかもしれない |
生クリームの乳脂肪同士がぶつかり合って、くっついて固まってバターになるそうです。
生クリームのパックに振動により固まることがありますと書いてありますね。 童話では牛乳からバターを作っていたけれど、今、市販されている牛乳からバターは作れないのです。 市販牛乳は脂肪分が固まらないように機械を通して脂肪を細かく砕くという処理がされているので バターが出来ないそうですが、搾りたて牛乳ならバターが出来るそうです。 生クリームは・・牛乳を遠心分離機にかけて取るはずです(大学の時に聞いたような気がする)。 遠心分離機のない時代は、牛乳をそっと放置して 表面に浮かんでくる乳脂肪をすくい取っていたということで、童話のバター作りは大変な作業です。 私は最初から塩を入れて作りましたが、塩を入れずに無塩バターを作り、後で塩を混ぜた方が 同時に出来るバターミルクが使えて良いかもしれない。絞った後で塩を均一に混ぜるのは難しいと思うので、 絞らずにバターミルクだけを取った後で塩を混ぜると良いかな? バターミルクは脱脂乳とほぼ同じ成分で、そのまま飲んでも良いそうですが、 バターミルクと同量のマヨネーズを混ぜ合わせ、にんにく、玉ねぎ、パセリの細かいみじん切りを 加え、塩、こしょう、好みでレモン汁か酢で味をととのえるとアメリカでポピュラーなランチドレッシング(ranch dressing) が出来るそうですよ。野菜のほかピザや鶏の揚げ物などにもよく合うのだって それから、出来上がったバターはなるべく早く食べましょう |
電動泡立て器を使ったのに、腕がだる〜くなった私・・ ひたすらかき混ぜてバターを作っていた時代に思いを馳せる 家事が重労働だった時代 手抜きをしようと思えばいくらでも手が抜ける現代 家事が楽になっているのに手を抜いていてはいけないな・・ |